コンタクトレンズについて、よくご質問をうける点を挙げています。
Q コンタクトレンズが目の奥に入り、とれなくなることがある?
A 眼の表面を覆う結膜は、眼球と瞼の裏を袋状に覆っています。通常、レンズが目の裏側に入ってしまうことはありません。
Q コンタクトレンズは眼に入れていて安全?
A 角膜(黒目)は酸素や栄養分を運ぶ血管がないため、大気と涙から酸素を取り込んで呼吸しています。コンタクトレンズは、涙液中に表面張力で浮いているような状態で角膜の上にのっていて、レンズ装用中は角膜にフタをしたような状態になります。正しく処方されたレンズであれば、大気中の酸素を通しながら、瞬きで適度にレンズが動いてレンズ後面の涙をスムーズに循環させ、涙からの酸素も角膜へ十分に供給されます。
ただし、度を越えた長時間の装用や不適切なレンズケアなど、誤った装用により目に負担がかかり、重篤な眼障害を起こすことがあります。定期検査は、眼障害を未然に防ぐ大切な検査です。決められた定期検査は必ず受けるようにしましょう。
Q コンタクトレンズがあればメガネはいらない?
A メガネも一緒にもちましょう。夜などレンズを外した後はメガネが必要です。結膜炎など、目に異常があった場合にもレンズ装用を中止し、メガネで対応します。必ず目に合ったメガネを持っておきましょう。
Q よく見えていて、目に症状がなければ目の検査はいらない?
A 最初に最適なレンズを処方されても、気付かないうちにレンズの度数やカーブが変わっていたり、自覚症状がないままに進行する病気もあります。早期発見のために、定期的に検査をうけましょう。
Q コンタクトレンズは化粧の後につけてもよい?
A 化粧後にレンズを装着すると、手や目の周りの化粧品がレンズに付着する場合があります。化粧を落とす際も、レンズを外した後に化粧を落としましょう。