目のお話

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眼底検査について

眼底検査は、眼科の検査の中でも特に重要な検査です。
眼底には、血管、網膜、視神経があり、目だけではなく全身疾患の早期発見につながる情報が詰まっています。
そこで、眼底検査ではそれらの所見から、病気の有無、進行具合などを確認します。

1)眼底検査後の目の変化
眼底を詳細にみるには、点眼薬で一時的に散瞳させる(瞳孔が拡がる)ことが必要です。散瞳すると、多くの光が目の奥まで届きやすい状態になるためにまぶしく感じ、見え方も変わります。また、ピントが合わせづらくなるため、特に手元がぼやけて見づらくなります。この状態は5時間ほど続きます。

2)検査方法と注意事項
点眼後30分から1時間ほどで十分に散瞳したら、検査を行います。5時間ほどはまぶしく、ピントが合わせにくい状態が続きますので、見え方が元に戻るまでは車・バイク・自転車等の運転はお控えください。薬の効果が切れれば、症状は改善します。
まれに、点眼薬に対するアレルギー症状が出る方もいらっしゃるため、点眼後に充血やかゆみ等が続く場合はお知らせください。

特に、飛蚊症や糖尿病合併症の精査等では、散瞳による眼底検査が必要となります。
検査には時間が必要ですので、診察時間終了の1時間前までにご来院いただき、公共の交通機関を利用するか、どなたかに送迎していただいてください。安心して検査を行うことができます。